Led Zeppelin初期のアコースティック志向が伺えるRamble On

Led ZeppelinⅡに収録されているRamble Onを紹介したい。

Led ZeppelinⅡの中の楽曲では、Thank Youという曲と共にアコースティックを導入していて、他の曲と比べると異色で個性が際立っている1曲となる。

ヴォーカルのRobert Plantが、フォークソングを好んでいたという向きもあり、出来た作品だと思われる。

そのためか、ブルース色は薄くあまり感じられない。

Led Zeppelinの脱ブリティッシュブルースロックという傾向は、この辺りの曲から派生してきているように思われる。

Ramble On

この曲を評するのに、よく言われているのは、John Ronald Reuel Tolkienという作家の指輪物語から着想を得ているということだ。

指輪物語とは映画にもなったロードオブザリング(小説の原題)のことであり、ホビットなど色々な種族が登場するファンタジーから大きな影響を受けていることになる。

実際、歌詞の中には、MordorやGollumといった単語があり、どちらもロードオブザリングの固有名詞である。モルドールは国の名前、ゴラム(日本の小説ではゴクリ)は醜悪な姿をした異形の生物である。

後に現れるハードロックやヘヴィメタルのバンドがファンタジックな指向を前面に押し出しているのは、こういった先駆者の事例に学んでのことだろう。

ここでのRamble Onという意味はあてどなくぶらぶらと旅をするということになる。

曲の構成だが、イントロはフォーキーな感じにヴォーカルが優しく乗っている。

この曲でもベースのJohn Paul Jonesが曲全体を支えており、Ramble On!とシャウトするサビではギターのリフとドラムも切り裂くように入ってくる。

ギターソロは単調で単純なフレーズになっている。ギターはサビのリフと後半のアルペジオに重きを置いている印象だ。

Ramble Onを弾いてみた、歌ってみた

Guitar

ヴォーカルがないが、ベースとドラムトラックはあり、動画でアコースティックギターとエレクトリックギターの両方を弾き分けてくれているので、ギターパートをコピーする際、最も参考にしやすいと思う。

Bass

この曲は構成として全編に渡って、ベースパートがしっかりしていないと、曲全体のバランスが崩れてしまうので、バンドのパートの中では最重要だ。

ベースを入れてバンド演奏をするならこの動画でしっかりとコピーしておいたほうが良いだろう。

Drum

ドラムパートの動画だが、左上に上の方から撮った動画ものせてくれているので、細かなスティックさばきも確認出来るだろう。

イントロからカチカチ、カチカチとリズムを刻んでいるのは、タムやスネアの外縁部にスティックを当てて出している音だ。

Acoustic

アコースティックギターでの一人弾き語り動画。サビでは声を張って迫力があり、綺麗に歌えていると思う。

コードチェンジの時にキュ、キュと音がするので、スティール弦だと想像が付く。

Band

一番上の動画からいこう。これも女性がアコースティックギターを弾いて歌うのだが、バンド編成になっている。声色を多少、Robert Plantに寄せていっている感じがする。

真ん中の動画は、ヴォーカルがかなり、Robert Plantに似ているので「おっ!」と思わせてくれる。 バンド編成の3つの動画の中では一番下の動画と甲乙難いがこの真ん中が一番好き。

一番下は、このバンドが現代風であろうとするアレンジが施されていると感じる。ハードロックの範疇を超えてはいないと思うが、Led Zeppelinを丸っとコピーしているわけでもない。

Electronica

最後は電子楽器でバックトラックを鳴らしながらの女性ヴォーカルの作品。結構興味深いカバーである。

イントロはキックだけ鳴るので、ヒップホップの洗礼を受けた時代の世代がカバーするとこういう面白いトラックになるのだなーとしみじみと思う。

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