初めて覚えたギターリフはLed ZeppelinのWhole Lotta Love

友人に借りたというアルバムの2枚目に突入したい。

それはLed Zeppelinの二作目のアルバム、 Led ZeppelinⅡだった。

当時を思うと全くこのアルバムに凄みを感じなかった。ブルースをベースにしているだけあって、Popsが基調とするAメロ → Bメロ → サビという流れ、英語だとVerse → Bridge → Chorusと表現されるが、商業音楽的な曲に耳が慣れてしまっていて、あまり受けつけなかったのは鮮明に覚えている。

それでも1曲目に収録されているWhole Lotta Loveは私が初めて弾けるようになったギターリフだった。

友人が所有していた黒のレスポールタイプのギターで教えてもらい、ぎこちないながらも弾けるようになった。

私はこの曲の凄さが20歳を超えるぐらいの頃にしてようやく解るようなる。

Whole Lotta Love

曲のトレードマークになっているのは、Jimmy Pageが弾く、ギターリフだと今でも思っている。

若いころに聴き逃していたのは、唯一無二であろうRobert Plantの歌唱の方であった。昔の私と同じくイマイチ分からないという人にオススメなのは、真似て歌ってみることだ。エモーショナルな感情が湧き出てくると思う。

John Bonhamのドラミングもパワフルだ。そして重い。フィルインも多くこなしている。

私独自の解釈だと思って欲しいのだが、曲がノルにつれて、ドンドンと迫力が増していくのである。幾ばくか音が太くなっていると言えばよいか。

レコーディングを終えた後のミックスの時点でレコーディングエンジニアのEddie Kramerが魔法を仕掛けたのではないかと思いたくなるほど、スタジオ盤の曲後半の迫力には圧倒される。

日本語タイトルは胸いっぱいの愛をとなっているが、意訳である。馴染みのない単語をそれぞれ解説しておきたい。

Wholeは名詞、形容詞にて全体、全部という意味。最近、お菓子のケーキ丸っと一つ分のことをワンホールと言ったりするが、まさにそのホールだ。

Lottaは紛らわしいのだが、lot of~を短縮させた形で一般的にwhole lottaでたくさんのという意味になる。

私なりの小難しい解釈かもしれないのだが、胸いっぱいとなると一度っきり、最高最上の愛という捉え方になってしまいがちだが、曲中のコーラスの歌詞は

Wanna whole lotta love?

目一杯の愛が欲しいかい?という訳になると思うし、曲の後半では、

I wanna be your backdoor man

バックドアは裏口、秘密のという意味から、不倫相手、間男になりたいという歌詞になる。

何が言いたいかのかというと単純に一度だけの最上級の愛ではなく、あの手この手を尽くした複数のモーションの事ではなかろうか。

日本の古い洋楽レコードには、よく曲のタイトルが意訳されているケースを見かける。当時の時代背景だったり、意訳されたご本人のインスピレーションによるところが大きいと思われるが、鵜呑みにはしない方がいいじゃない?というのが私なりの意見だ。

特に歌い手さんは、歌詞の意味が、歌い方に影響を与える点などを考慮すれば、カバーする場合、独自の解釈が大切だと思う。

Whole Lotta Loveを歌ってみた、弾いてみた

Audition

上の動画はホロス・クライニという、ウクライナのメインボーカルショー。1:50~3:50辺りでヴォーカルパフォーマンをされているが、強烈な個性に審査員みな驚いている。中にはノリノリで踊っている方も。

下の動画は、イギリスの音楽オーディション番組、The X Factorでの模様。やはりブルースに根ざした曲なので、黒人ヴォーカリストが歌うと趣は変わるがとてもマッチしている。

Guitar

ギターをコピーするにはこの2つの動画が優れていると思った。上はベースもユニゾンで弾いてくれている。下の動画はギターソロを弾ききったー!という感じがとても伝わってくる。

ギターのリフという面からして、歴史的な意義の高い曲だ。1度のE音(ミの音)と5度のB音(シの音)の2音でリズムを刻んでいるが、これはパワーコードと言われる弾き方で、後のギタリスト達に大きな影響を与えている。

パワーコードという弾き方自体はLink Wrayが始祖とされているが、Jimmy Pageが多大な影響を受け、このようなシンプルなギターリフ構成でも、名曲となるということを世に知らしめた一曲だと言えよう。

Bass

上と下の動画の違いだが、上は指弾き、下はピックを使っていて、弾いている弦も多少違っている。上は3弦の7フレット、下は4弦の開放弦。

ジョンジー(ベースのJohn Paul Jones)の弾き方に忠実なのは上の動画であろう。指で弾いているし、3弦7フレット目が原曲に忠実だと思う。

Drum

名曲なので、ドラムについても沢山の投稿があったが、私が気に入ったのは上の動画。ボンゾ(ドラムのJohn Bonham)のドラミングを彷彿とさせている。

下の動画はドラム対決。自分ならこう叩いてみるといったフィルインなどの参考に。

Band

上の動画はフランスの女性シンガーのカバー。バンドサウンドはオリジナルに比べ、ハードロック感は控えめだが、面白い点はギターソロの部分をヴォーカルのスキャットで表現している。

下はトリビュートバンドと銘打っているだけあって、非常に細部に渡って忠実に表現しようとしている。歌い手さんはテルミンのような楽器、ギター奏者はバイオリンの弓を使用している。

Reggae Style

イントロこそ、ゴリゴリのヘヴィリフだが、レゲエのリズムカッティングが入ってくるともうノリはジャマイカンルーツレゲエそのもの。

Alpha Blondyというコートジボワール(西アフリカ)出身のレゲエ歌手の作品。

Cello

最後を飾るのは、2Celloというユニット。ベートーヴェンの交響曲第5番、日本では運命と呼ばれているあのフレーズからWhole Lotta Loveへ移行すると展開を聴かせてくれる曲。

とてもユニークで斬新。原曲でのギターソロ前のカオティックな部分も表現に取り入れていてソロに入ると、交響曲第5番と張り合う様が、面白い。

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