PUMP 9曲目の怪しい雰囲気漂うHoodoo / Voodoo Medicine Man

PUMP収録曲の紹介が続く。

このアルバムに収録されている曲の中では、多少毛色の違った面持ちだ。

必然ではなかろうが、PUMP収録のヒット曲は前の方に配置されている。これはアルバムという一つの創作集合体をリリースするにあたって、商業的な成功を目論む為に、必要不可欠な算段であろう。

PUMPは Aerosmithがリリースしたアルバムの中でも最も各楽曲レベルの均一性が取れている名盤だというのが持論なので後半に収録されている曲にも光を当てておきたい。

Hoodoo / Voodoo Medicine Man

この曲の特徴を簡潔に述べると、うねるベースだ

作曲こそ、Steven TylerとBrad Whitfordだが、ベースのTom Hamiltonがいい仕事をしている快作だ。

イントロでは音で怪しげな民族儀式を想像させ、ギターリフ → 歌 → 大胆に主張するベースという形で曲が流れていくが、終始ベースに意識が囚われる。

もちろんSteven Tylerの金切り声のようなシャウトもカッコよく、曲のラストでは怪しさを増すためか、呪術的にブツブツとタイトル名を唱えている。

私はこの怪しげな雰囲気に魅了されている一人だ。

Voodooとはご存知の方もいらっしゃると思うが、カリブ海諸島ハイチで広く信仰されている民間信仰ブードゥー教のことである。

植民地政策のために、キリスト教が一部、組み込まれているためキリスト教信者からしてみると、怪しげな信仰として物珍しく映るのだろう。黒魔術、ゾンビといったアングラカルチャーがロックに結び付けられている。

日本においては仏教や神道が広く信仰の対象となっているが、陰陽師のような存在がそれにあたるのではないだろうか。

創作物であろうが、ゾンビパウダーと呼ばれるものが存在し、ブードゥー教の司祭により、 奴隷として使役されるものをゾンビにするという逸話が広くひろまり、今日の壮大なゾンビカルチャーに繋がっていったと推測する。

ロックではJimi Hendrixの曲でVoodoo Chileという名曲が存在するし、ローリングストーンズのアルバムタイトルにはVoodoo Loungeという名盤も存在する。

この文章を読んで頂いて、Voodooと付けば、何か怪しげだということを奇想してもらえるようであれば、これ幸いである。

Hoodoo / Voodoo Medicine Manを叩いてみた動画

Drum

残念なことにこの曲はドラムしか動画が上がっていなかった。やっぱり一番見てみたかったのはベースラインだが、致し方ない。

ルックスから見てドラムを叩いている方は格闘家のようなゴツイ雰囲気である。そしてまさにその通り、パワフルなドラミングを展開してくれる。

やっぱりロックドラムってこれぐらいの迫力や圧が欲しいところだ。ドラムが他の楽器にパワー負けするようじゃロックじゃないという気がする。

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